更新日:2019/02/05
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猫が急の吐いてしまう事は初めて見るとビックリしますよね。実は猫が吐く事は「普通」だったりするのです。でも普通と言われても、1日の頻度が多かったり、色が変だったり…。心配になりますよね。

さらに、その場合は危険性が高いと言えます。

今回の記事では… 

  • 猫が吐く理由と、吐いた【色】【頻度】で判断する猫の危険性
  • 飼い主さんでもできる吐く事を抑える予防方法紹介
  • 毛玉を吐けない時は毛球症?その時の対策方法紹介

「吐いたー!」と焦らず冷静に、大丈夫なのか?大丈夫じゃないのか?と見極める事が大切です。これから何度も吐く場面に遭遇すると思います。その度に判断できるようにしっかりと頭に入れて早めの対応ができるようになりましょう。

猫が吐いちゃった!猫の吐く理由とは?

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猫はよく吐く生き物である。

猫は肉食動物であるため獲物を丸呑みして食べる習性があります。その癖があるためどんなものでも一気にたくさん飲み込もうとし、うまく飲み込めないため吐き戻したり、獲物の毛や骨などの不要物を吐く事をしたりします。元々の習性があるため猫が吐く事は特に大きな問題としてとらえる事ではありません。

 猫はどんな時に吐くの?

日常の中で猫が吐く理由にはこのような事が考えられます。

猫が吐く理由
  • ストレス
  • 早食い、食べ過ぎ
  • 空腹
  • 毛玉を吐く
  • 異物の誤飲
  • 病気や感染症

 元々の習性で猫は吐く事はありますが、他にもこのような理由で猫は吐く事があります。猫は人間と一緒で病気・ストレスなどの体に不調がある場合は下痢や嘔吐として症状が現れます。しかし、もっとも心配なのは…

 【異物の誤飲病気や感染症。】

このような事が原因で吐いてしまったとなると、飼い主さん自身が治す事はできません。そのためすぐに気づいてあげる事が大事なのです。病的なのかどうか判断するには「頻度」「色」で判断する事ができます。それでは判断するポイントをお伝えします。

猫が吐く頻度が多いと危険!

猫が吐くと言ってもあまりにも頻度が高いと何かの危険性がある事が考えられます。頻度が高い場合はすぐに病院に連れていきましょう。

●1ヶ月に3回 → 【平均】
安心しても大丈夫な頻度です。吐いたものによっては危険性もあるので吐いたものもしっかりチェックしましょう。
●週に1~2回 → 【注意】
平均的な頻度より多くなっています。ストレス、フードが合わないといった理由が考えられます。
●1日に1回かそれ以上 → 【要注意】
1日に数回吐く時は注意が必要です。猫が何か不調を訴えていないか、何か変わった行動をしていないか観察しましょう。
●1日に2回以上が2日以上続く → 【すぐ病院へ】
この頻度で吐く場合は何か病気にかかっている可能性が高いです。すぐに病院に連れて行ってあげましょう。

吐く頻度が多い時は病気の可能性も考えられるうえ、何度も繰り返される事により「食道炎」「胃炎」などの他の病気に繋がる事もあります。

猫の吐いたものの【色】で見る原因

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 吐く頻度でチェックする事は大事ですが、吐いたものの「色」によっても危険性を判断する事ができます。色別で考えられる原因を紹介します。

黄色【胆汁】

黄色の液体を吐いた時は胆汁が逆流しています。その原因は空腹。胃が空の状態になると消化酵素である胆汁に胃が刺激され吐いてしまいます。よくみられるのは朝起きた時や食事の前です。しかし、1日に2、3回吐く場合は胆汁嘔吐症候群の可能性が考えられるので病院へ行きましょう。

 

対策方法として、胆汁の逆流を減らすためには空腹時を減らすのがポイントです。1日にあげるフードの量は変えず、数回に分けてあげる事で空腹の時間も短くなり吐く事を防ぐ事ができます。

透明【胃液】

こちらも胆汁を吐く原因と同様、空腹時に吐く事が考えられます。白い泡も胃液です。特に大きな問題はないためいつも通りにフードをあげてください。

しかし、虫や異物を食べて吐く事もあるので吐いたものを注意してチェックしてください。その他、食欲がない、頻繁に吐くようだと膀胱炎・腎臓病・胃腸の病気の可能性も考えられるので病院へ行きましょう。

ピンク色【血】

血といっても何かに混じったような「赤」ではなく「ピンク色」です。考えられる原因はいくつかあります。

1.歯周病
中年齢以降になると猫も口内の病気になりやすくなります。
2.胃炎
毛玉による刺激やストレスが原因などで胃炎を起こすと胃液がピンク色になる事があります。
3.寄生虫(猫回虫)
ピンク色の胃液と一緒に虫を吐き出した時は寄生虫が小腸に寄生している可能性があります。
4.胃腸炎
アレルギー物質や化学物質、誤飲や猫パルボウィルスによって胃腸炎になり、胃腸の表面から出血してピンク色の液体を吐く事があります。

血と何かが混じってピンク色になるため、何かの病気を疑ってください。

赤色【血】

先ほどのピンク色と違い明らかに血と分かる鮮血赤い点々が混じっている液体を吐いた場合は体内で炎症や出血を起こしている場合が考えられます。消化器系の病気が考えられます。

茶色【内蔵からの出血】

●少し明るめの茶色…胃や腸の出血
●黒っぽい、赤み帯びた茶色…重い腫瘍や潰瘍

液体のみではなく固形物やドロドロしたものが混ざっているのが特徴です。

 

吐いたものが【ピンク色】【赤色】【茶色】病気や炎症など様々な原因が考えられるのですぐに病院へ連れて行ってください。

色だけで判断するのではなく吐く頻度、下痢や発熱がないかも一緒にチェックして間違った判断をしないように気をつけましょう。

 猫が吐く毛玉。これって大丈夫?

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猫が頻繁に毛玉を吐いているけど、やっぱ「吐く事」が心配ですよね。固形物を吐くだなんて辛そうだし、このまま何か病気に繋がるんじゃないかって…。

心配はいりません。

毛玉は吐くもの。

まず毛玉とは、毛づくろいする時に抜けた毛が体内に入った毛がかたまり、毛玉となります。体内に溜めたままにしないように「吐く」事で体の外に出しています。

特に、春・秋の時期の換毛期、きれい好きな猫、他にも飼い主さんがブラッシングを怠っている場合、頻繁に毛づくろいをするため毛玉ができやすくなり、毛玉を吐く頻度も増えます。

逆に吐けない時は病気かも!?

毛玉を吐きたくても吐けない場合は毛玉が消化管に溜まり、それが次第に大きくなる事で吐き出す事も腸へ行くこともできず、体内の中で留まってしまう事を【毛球症】といいます。

!毛球症になると…

体内の毛玉が大きくなると食欲不振、下痢、便秘の症状が起こります。それが長引くと、脱水症状を起こして死んでしまう事も。

毛球症の予防方法は?

死の危険性のある毛球症を防ぐための予防方法を紹介します。

毛球症予防方法
  • こまめなブラッシングをする
    猫が毛づくろいによって飲み込む毛の量を少なくします。換毛期は毎日、それ以外の時期は週に1回はしてあげましょう。
  • シャンプーやトリミングをする
    こちらも毛の量を減らす事で毛球症の予防になります。シャンプーのしすぎも皮膚を痛めてしまうので月に1回程度してあげましょう。自宅でバリカンで毛をカットしてあげる事も有効です。
  • 猫草を食べさせる
    肉食動物は草を消化する事ができず、猫草を食べる事で胃が刺激され毛玉を吐きやすくなります。

「毛の量を減らす」、「吐く事を促す事」で毛球症の予防になります。しかし、吐く事が苦手な猫もいるし、あまり吐かせたくない飼い主さんもいますよね。そういった場合は、吐かせなくても毛玉をうんちと一緒に出すといった方法があります。

その方法とは、毛玉ケアに特化したフードをあげる事です。

毛玉ケアに有効なフードとは?
  • 食物繊維がバランスよく含まれているもの
  • グレインフリー、もしくは穀物の量が少ないもの
  • 主原料が良質な肉・魚のもの

このようなフードが毛玉をうんちと一緒に出してくれる効果があります。こんなフードがおすすめです。

毛球症対策フード
カナガン ジャガー

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  • グレインフリー
  • 原材料の60.5%が猫の消化によい高タンパク質
  • オリゴ糖入りで腸内環境を整える

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  • グレインフリー
  • 原材料の80%が上質な肉と魚
  • 食物繊維豊富な豆とサツマイモ入り

消化の邪魔をしないグレインフリーや腸内環境を整えるものを選ぶ事で排出をスムーズにしてくれます。便秘気味の猫にもおすすめフードです。毛玉がお腹に溜まらない事で吐く頻度も減るので辛い姿も見なくて済みます。

死の危険のある毛球症にならないためにも飼い主さんが日頃からケアするようにしましょう。

猫が吐いちゃった…。吐いた場所をキレイにそうじする方法

吐く事は大事と分かっていてもやっぱり臭いシミとか気になりますよね。猫もわざと吐いちゃったわけではないので怒らずキレイにお掃除をしてあげましょう。

100均で全部揃えられる!そうじ道具

猫はよく吐く事が多いので安く済むものが良いですよね。そこで100均で全部揃えられる道具を紹介します。

ゴム手袋
キッチンペーパー

タオル
洗剤入スプレー
(フードを吐いた場合食器用洗剤小さじ1に対して500mlの水で薄めたものを用意)
水の入ったスプレー
ペット用の消臭スプレー
ゴミ袋

吐いてしまった場所の床がフローリングの場合とじゅうたん・畳の場合と2パターンを紹介します。吐いたものを素手で触る人はいないと思いますが、感染症を防ぐためにそうじ前には必ず使い捨てできるゴム手袋をしてくださいね。

フローリングの場合

①キッチンペーパーで猫の吐いたものを拭き取ってゴミ箱へ。
②お湯で濡らしたぞうきんで床を拭く。数回拭き直す事がおすすめです。
③消臭スプレーをして少しおいたら、再び拭き取る。

フローリングの場合は染み込むわけではないので簡単にそうじがしやすい方です。

じゅうたん・畳の場合

 

①吐いたものが広がらないようにキッチンペーパーで中心に集めゴミ箱へ。
②吐いた場所へ洗剤スプレーをかけ、汚れを浮かせる
③洗剤スプレーをかけた後に乾いたタオルを乗せて手で叩いて水分を摂る
④水をスプレーする。
⑤再び乾いたタオルで水を拭き取る。洗剤が残らないように数回繰り返す。
⑥最後に消臭スプレーをかける。

吐いたものを見つけたらすぐにキレイにお掃除しましょう。

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なかなか臭いが取れない。そんな時は「みょうばん水」

そうじしてしばらく時間が経つと「あ!」と臭いに気づく事がありますよね。しっかりと染み付いてしまった臭いには、雑菌やカビを抑制する効果もあり消臭効果バツグンのみょうばん水を使いましょう。

みょうばん水【原液】の作り方
●水入りの500mlのペットボトル
●みょうばん15~20g(100均に売ってます。)

500mlの水にみょうばんを入れて軽く振って、一晩置きます。最初は白濁していますが一晩置くと透明になります。そのままでも使えますが、ペットボトルの先をスプレーのノズルに付け替えるとスプレーボトルの完成です。(←100均に売ってます。)

みょうばん水を臭いのする箇所にスプレーし、アイロンの蒸気をあてるとかなり消臭効果があります。猫が誤って舐める事がないように気をつけてくださいね。

猫が吐くにも必ず理由がある

猫が吐く事が絶対に悪い事ではない事を分かっていただけましたでしょうか?猫が吐いてしまっても飼い主さんができる対策をしっかりとしてあげる事が大事です。

猫が吐いてしまったら…
  • 怒らない。
  • 何を吐いてしまったのか色を確認。
  • 吐くのはどのくらいの頻度なのかを覚えておく。
  • 色がピンクや茶色。頻度が1日に数回は病院へ。
  • 毛玉を体内から出す事は毛球症予防になるので出してあげる。

吐く事は何かのサインです。よく吐く動物だと知って安心しきらず、吐いた原因は何だろうと考えいち早く猫のサインに気づいてあげましょう。

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