猫の健康

猫の糖尿病は高タンパク質・低炭水化物のフードで予防しよう!早いうちから生活環境を整えることが吉

猫

 

更新日:2月20日

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愛猫が糖尿病になったらどうしよう…

糖尿病にならないようにするにはどうしたら良いのかな…

今は元気だけど、将来のことを考えると不安になると思います。

予防できるなら予防したいですよね。

そんな時は猫ちゃんが肥満にならないような高たんぱく質・低炭水化物のフードを選びましょう。

猫ちゃんの糖尿病は、食事や運動を始めとした生活習慣が鍵を握っていることが多いからです。

そこで今回は、糖尿病の原因や治療方法をはじめ、予防の仕方をフードや生活環境などからまとめてみました。

糖尿病の原因や対策方法を知って、糖尿病に対する不安を少しでもなくしてくださいね。

猫ちゃんの糖尿病とは

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まず糖尿病とはどんなものなのか説明しますね。

よく聞くのは「インスリン」という言葉だと思います。

インスリンは血液中のブドウ糖を細胞に取り込み、エネルギーとして利用できるような働きをしています。

糖尿病はそのインスリンが何らかの原因で不足してしまい、血液中の糖が細胞に取り込まれなくなり、様々な症状があらわれた状態です。取り込まれなくなった糖が尿に出てしまうので、糖尿病と言われています。

半数が10歳以上で発症すると言われていますが、若いうちに発症するケースもあります。

インスリンが不足してしまう理由

ではなぜインスリンが足りなくなってしまうのでしょうか。

原因によって主にⅠ型とⅡ型に分かれるのですが、Ⅰ型の多くは自分の免疫がインスリンを出しているすい臓を攻撃してしまい、インスリンが不足することが原因です。

一方、Ⅱ型は食べ過ぎや運動不足、ストレスなどの生活習慣が原因であることが多く、インスリンに対する体の反応が悪くなっている状態です。肥満になるとインスリンへの体の反応が鈍くなるようです。

猫ちゃんの糖尿病はこのⅡ型が多いと言われています。

糖尿病の症状は様々ある

ここでは糖尿病の代表的な症状を紹介しますね。

糖尿病は様々な症状が起きるので、愛猫の様子がいつもと違うなと感じたら病院へ連れていってください。

水を飲む量・尿が多くなった

糖尿病になると細胞に取り込まれなくなった糖がたくさんの水分を含み、尿として排出されます。そのため尿が多くなってしまうのです。

また、尿に体内の水分が持っていかれてしまうので、渇きを感じ、水をたくさん飲んでしまうのです。

よく食べるようになったのに体重が減っている

糖尿病にかかってしまうと、食事から摂取した糖を蓄えたり、エネルギーとして利用したりすることができなくなってしまうので、食べていてもどんどん痩せていきます。

また、糖尿病の状態が進むと食べる量が減っていくこともあります。

 

この他にも、下痢や嘔吐、元気がないなどの症状がみられる場合があります。糖尿病以外の病気が隠れている可能性もあるので、お医者さんに相談してみてください。

糖尿病の主な治療は療法食とインスリン

糖尿病の治療は、自宅で行うことがほとんどです。

糖をコントロールするには日頃の生活習慣が大切ですし、猫ちゃんは環境の変化にとても敏感なので、病院へ頻繁に連れていくとそれだけでストレスになってしまうからです。

糖尿病用の療法食に切り替える

一時的な糖尿病の場合には、まず糖質の少ない療法食に切り替えます。

食事で体内に取り込む糖分の量を少なくしたり、食後の血糖値をゆるやかにしたりしてコントロールしていくのです。

お医者さんと相談しながら、切り替えを行ってくださいね。

インスリン注射をする

猫ちゃんが糖尿病になってしまったときは、インスリン注射を行って、糖分を体の中に取り込めるような治療を行う場合もあります。

基本的には1日2回ほど、自宅で行うことがほとんどです。

食事で糖をコントロールできるようになれば、インスリンが不要になることもあるようです。

 

このように、糖尿病になってしまうと猫ちゃんへの体の負担はもちろん、飼い主さんへの費用や手間などの負担も大きくなってしまいます。

なので、早い時から糖尿病にならないような生活習慣をすることが大切なのです。

次は糖尿病にならないようにするために、どんな点に注目してフードを選べば良いのか紹介しますね。

猫ちゃんの糖尿病予防が期待できるフードの選び方

猫ちゃんの糖尿病予防が期待できるフードの選び方はいろいろありますが、今回はたんぱく質・炭水化物・カロリー・食物繊維に注目しますね。

高たんぱく質・低炭水化物のフード

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猫ちゃんは肉食動物なので、動物性たんぱく質から多くの栄養をもらっています。

そのため、フードを選ぶ時は動物性たんぱく質がたくさん入っているものがおすすめです。

成分表の3つ目までに肉・魚がでてくるか、30%以上入っているかを確認してみてください。

また、猫ちゃんは米や小麦、とうもろこしといった穀物類の消化が苦手です。

血糖値の上昇を緩やかにするために、なるべく炭水化物が入っていないものを選びましょう。

適正なカロリーのフード

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糖尿病を予防するためには、食べ過ぎによる肥満を防ぐことも大切です。

しかし、低カロリーなものをあげれば良いというわけではありません。

低カロリーのフードをあげてしまうとおねだりが増えて、おやつを与えることに繋がってしまうかもしれないからです。

下にカロリーの目安を載せていますが、猫ちゃんの体重や妊娠中など、体の状態によって変わってきますので、注意してくださいね。

 

猫ちゃんの体重 1日に必要な摂取カロリー 猫ちゃんの体重 1日に必要な摂取カロリー
1kg 52~75kcal 6kg 173~249kca
2kg 83~119kcal 7kg 192~276kcal
3kg 109~157kcal 8kg 209~302kcal
4kg 132~190kcal 9kg 227~327kcal
5kg 153~220kcal 10kg 243~350kcal

健全な食事の与え方 猫ちゃんのごはん辞典 アイシア株式会社

お家の中で飼っている猫ちゃんは、運動量が少ないので、1kgあたり約52kcalが目安になります。

カロリーを超えてしまう栄養が豊富なフードの場合は、おやつのカロリーを抑えるのも良いです。

もちろん、カロリーがすべてではないので、愛猫の体調を見ながら与えてあげてくださいね。

食物繊維が入っているフード

猫

糖尿病予防は血糖値の上昇を緩やかにすることも大切です。

たくさんのご飯を一気に食べてしまうと血糖値がすぐに上がってしまいます。

なので、肥満気味の猫ちゃんで食事の量を減らす場合は、食物繊維が入っているフードも良いです。

腹持ちがよくなるので、1回のご飯の量を少なくすることができますよ。

具体的にどんなキャットフードが良いのか知りたい方は、下の記事を見てみてください。糖尿病予防が期待できるおすすすめのキャットフードを紹介していますよ。

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新しくフードを変える前に!食事の工夫点を紹介

いざ新しいフードに切り替えようと思った時にどうすれば良いのか、他にできることはないか考えることもあると思います。

なので、新しいフードに変えるときの方法や食事回数の増やし方のちょっとした工夫点を載せますね。

新しくフードを変えるときの切り替え方法

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猫ちゃんはご飯が変わることにストレスを感じることもあります。

今まで食べていたフードから急に新しいフードに変えると、食べてくれない場合もあります。

なので、フードの切り替えはゆっくり時間をかけて行うことが大切です。大体10日~14日間が目安です。

10日間であれば、

  • 1日目は今までのフード9割:新しいフード1割
  • 2日目は今までのフード8割:新しいフード2割
  • 3日目は今までのフード7割:新しいフード3割……

というように、切り替えていきましょう。

もちろん猫ちゃんの様子を見ながら行ってほしいので、同じ割合を2日続けても構いません。

カレンダーに猫ちゃんの様子やフードの割合を書いておくと、忙しくて割合を忘れてしまっても後で見返すことができます。

どうしても食べないという場合には、愛猫の好きなかつお節やマタタビなどをトッピングするのも良いですが、頻度には気をつけてくださいね。

食べ過ぎを防ぐ食事回数の増やし方

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血糖値の上昇を緩やかにするためには、ご飯の回数を増やして、1食あたりの量を減らすことも大切です。

でも、仕事をしていて一人暮らしとなると1日1回か2回になってしまうこともあると思います。

そんな時は与える時間帯を分けてみましょう。

  • 朝猫ちゃんに起こされたとき(5時)
  • 朝出かける前(8時)
  • 家に帰ってきた後(19時)
  • 寝る前(0時)

時間は目安ですが、次の食事時間の長さに合わせて、量を調整してみてください。

手間がかかって大変という場合は、ご飯の器を変えるという方法もあります。

が迷路のようになっているフードパズルや決まった時間にご飯がでてくる自動給餌器を使う手もありますよ。

食事以外の糖尿病予防方法

糖尿病は、食事以外の生活環境を見直すことも大切です。

運動や環境のポイントを抑えて、猫ちゃんが過ごしやすい家にしましょう。

上下運動を促す

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糖尿病は肥満が原因で起こることが多いので、日頃から運動をする習慣を身につけさせることが大切です。

猫ちゃんは高い所が好きなので、上下運動できるキャットタワーがおすすめです。

キャットタワーを置くところがない場合は、高さのある家具の配置を変えて、猫ちゃんが行き来できるスペースをつくってあげてください。

窓際がお気に入りの猫ちゃんであれば、窓の近くに棚を設置するのも良いです。

特にお家の中で飼っている猫ちゃんは、運動不足になってしまいがちなので、気をつけてあげてくださいね。

逃げられる環境をつくる

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猫ちゃんはいつもと違うことに違和感を覚え、ストレスを感じてしまいます。

友達や彼氏が来たり、大きな物音を立てたりする場合は、猫ちゃんが逃げられる場所を作っておきましょう。

高い所や狭い所にすぐ行けるようなスペースをつくってあげてください。

日頃から健康状態をチェックする

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愛猫がいつもと違うことに気づけるのは飼い主さんしかいません。

元気があるのかないのか、ご飯や水の量は減っているのか増えているのかなど、普段と変わった所がないかチェックすることも糖尿病の早期発見に繋がります。

また、猫ちゃんが元気な様子であっても1年に1回は健康診断を受けることが大切です。

気になる症状があるときは、どんな時に起きるのか、色や量などもメモしておくと良いです。

お医者さんに猫ちゃんの体調について相談するときに、役立ちますよ。

猫ちゃんの糖尿病対策は毎日の生活習慣から!

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いかがでしたでしょうか。

  • 猫ちゃんの糖尿病に多いⅡ型の原因は、食べ過ぎや肥満、ストレス
  • 糖尿病予防が期待できるのは、高タンパク質・低炭水化物のフード
  • 肥満を防ぐためには運動する環境を整えることが大事

まとめるとこんな感じです。

高タンパク質・低炭水化物なフードで、猫ちゃんの体になるべく負担をかけないようにしてください。

肥満ぎみの猫ちゃんには食物繊維が入っているフードはおすすめですが、痩せ気味の猫ちゃんに、食物繊維が豊富に入っているフードを与えてしまうと逆に栄養が偏ってしまいます。体型や体重を見ながら判断してくださいね。

猫ちゃんの糖尿病は、小さい頃からの食事や運動、ストレスなどの生活習慣を気をつけてあげることが大切です。

猫ちゃんと飼い主さんがいつまでも健康で、暮らしやすい環境であることを願っています♪