猫の毛並みってフワフワでツヤツヤしていて、撫でているだけでうっとりしてしまいますよね。
毛の長い猫ちゃんだとなおさら触って可愛がりたくなってしまいます。

しかし、毛並みがパサパサ、キシキシしている猫もいます。

飼い猫がそうなってしまったら、キャットフードに問題がある場合があるので、一度キャットフードの条件を見直してみましょう。

毛並みはキャットフードで改善できる!

猫のイラスト

長毛種だと短毛種よりも毛並みの悪さが目立ってしまいますよね。
悩みによってはキャットフードで解決できることもあるので、まずはどんな悩みがあるのかを確認しましょう。

これって毛並みが悪いんじゃ…飼い主さんの悩み

猫の毛並みに関する悩みにはこんなものがあります。

  • パサパサしている
  • 毛が割れている
  • 毛が絡まっている

このうち、パサパサ毛割れはキャットフードの改善で解決することがあります。

良い毛並みを作る条件

毛は様々な条件で状態が左右されます。
以下の条件が整っていると猫の毛並みは整うと考えられます。

  • 毛に良い成分が入ったキャットフードを食べている
  • 猫の体調が万全
  • 猫の年齢が若い
  • ストレスのない環境が作られている

体調が悪かったり、高齢になったりすると毛割れや毛の艶がなくなることがあります。
また、グルーミングができていない、ブラッシングが十分でないときは毛が絡まってしまい毛並みが悪くなるのです。

キャットフードで改善できる毛並みの悩み

悩みの中で「毛玉」は「パサパサ」は毛に必要なタンパク質が足りていないと、「毛割れ」は肌が乾燥していると起こってしまいます。
これはキャットフードによって解決できる悩みなのです。
年齢による毛並みの悪化も、キャットフードで栄養状態を上げることができれば改善するでしょう。

なぜ食べ物を改善すれば毛の状態が変わるのかというと、毛はケラチンというタンパク質で構成されているからです。
猫は食事で摂り込んだタンパク質を毛の育成に役立てますが、毛量が多いためたくさんのタンパク質が必要です。

さらに猫の毛穴には脂腺があり、そこから皮脂が分泌されています。
しかし猫の毛には皮脂がいきわたりにくい特徴があるのです。
さらに皮脂が足りなくなると肌が乾燥し、毛割れが起きてしまうのです。

このことから、キャットフードでタンパク質や脂質を十分に得ることができれば、毛並みは良くなるといえます。

「良い毛並み!」その印象を生むのはなぜ?

テレビやSNSなどで猫を見ない日はないですが、毛並みが良い子には目が惹かれてしまいます。
できればそんな猫のような毛並みになりたいですが、「毛並みが良い」とはどんな状態を指すのでしょうか。

毛並みが良いと人気の猫

毛並みが良いと人気のある猫を種類別にみていき、毛並みの良さに必要な条件を探りましょう。

ベンガル

ベンガル猫

引用元:Wikipedia

ヒョウ柄で野性味あふれる見た目なので、とても人気があります。
柄が綺麗に見えるのは艶のある触り心地が良い毛並みだからです。
毛の生え方はダブルコートで、アンダーコートがふわふわして柔らかい手触りとなっています。
特にグリッターといわれる種類は毛が輝いていてツヤツヤした美しい見た目をしています。

ロシアンブルー

ロシアンブルー

引用元:Wikipedia

被毛がグレーで、光に当たるとキラキラと輝くのが特徴です。
毛の生え方はこちらもダブルコートで、アンダーコートが密集しておりふわふわしています。

シンガプーラ

シンガプーラ

引用元:Wikipedia

セピア色の被毛をしていますが、一本の毛の中にセピア色とそれよりも薄い色が混在し、縞模様となるティッキングという状態になっています。
ティッキングだと毛がキラキラ光るため、目を惹きます。
短毛種で毛の生え方はシングルコートですので、抜け毛があまり多くありません。
手触りが滑らかな猫として人気です。

メインクーン

メインクーン

引用元:Wikipedia

長毛種で体も大きいため、迫力のある見た目をしています。
毛量が豊かなためあまり意識されませんが、実はシングルコートで、毛の長さは中毛です。
毛の長さに違いがなく、特にしっぽの豊かな毛は特徴的です。
アンダーコートがないですが、毛は柔らかめでオイリーです。

毛並みの良さの条件

上記の美しい猫たちの毛並みのようになるためには、以下の状態を目指しましょう。

  • 毛が柔らかい
  • 毛が光っている
  • 毛がしっとりしている
  • 毛割れしていない
  • 模様や毛の色が美しい

毛割れしていないと模様がしっかり見えるようになります。
模様が映えるためにもキャットフードなどで対策してあげたいですね。

良い毛並みを生むためのキャットフードの成分

食材からエネルギーを得るイメージ図

毛や皮膚の状態を良くするための成分で作られているキャットフードを与えることで、憧れの毛並みが手に入ります。
キャットフードを選ぶときには以下の成分が入っているかを確認しましょう。

ビタミンAやビオチン

抗酸化作用が期待できるビタミンAを取り入れることで、皮膚の状態を正常に保てます。
皮膚の状態が良いと毛の状態も良くなるのです。

ビタミンH、ビタミンB7 ともいわれるビオチンも、艶のある被毛や健康な皮膚づくりに役立ちます。

豊富なタンパク質

キャットフードには必ずタンパク質が含まれていますが、毛並みが悪い場合は毛を作るためのタンパク質が不足している可能性があります。

タンパク質配合が26%以上含まれているキャットフードが理想的です。
中には50%近く配合されているキャットフードもあります。

豊富な不飽和脂肪酸

猫の毛を艶のあるものにし、輝かせるためには皮脂が必要です。
魚に多く含まれているオメガ3やオメガ6の不飽和脂肪酸が、皮脂の生成に役立ちます。

オメガ3は抗炎症作用がありますが、オメガ6脂肪酸は毛質を整えフケを防いでくれます。
この二つには正反対の作用があるので、オメガ3とオメガ6の割合が1:5~10になるようにすると良いです。

質の良い肉(ミール)

タンパク質補給のためには肉を猫に与えることが不可欠です。
ミートミールといった肉粉や副産物よりは、生肉が使われている方が質が良いといえるでしょう。

ちなみに、ペットフードの表示に関する公正競争規約では、適正な方法で飼育された哺乳動物の生肉や副産物を使うことがペットフード製造では義務付けられています。
そのためミートミールも安全とはいえるのですが、質を考えたときには生肉のほうが良いのです。

グレインフリー

皮膚は腸の状態に左右されるので、消化の良いものを食べるのが猫の毛にとって良いです。
猫にとって一番消化が良いのは肉ですが、穀物は逆に消化が悪いため、キャットフードは穀物を使っていないグレインフリーのものが良いでしょう。

十分な水分

主食となるドライフードにはどうしても水分の含有量が少なくなります。
水分不足は毛のパサパサ感を生む原因なので、水分を積極的に与えましょう。
水をあまり飲まない猫なら、ウェットフードを活用すると良いです。

毛並みを良くするキャットフードランキング

主食のドライフードで毛並みを良くすることができますが、上記の毛並みの向上に必要な条件の揃っているキャットフードをランキングにしてみました。

毛並みを良くするためには水分も必要なので、ウェットフードも選んでいます。

ドライ編

カナガン キャットフード
グレインフリーでタンパク質も脂質も豊富
【原材料】乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%、サツマイモ、ジャガイモ、鶏脂4.2%、乾燥全卵4%、チキングレイビー2.3%、サーモンオイル1.2%、ミネラル類(硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄水和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅(II)五水和物、亜セレン酸ナトリウム)、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)、アルファルファ、クランベリー、タウリン、マンナンオリゴ糖、フラクトオリゴ糖、リンゴ、ニンジン、ホウレンソウ、海藻、カモミール、セイヨウハッカ、マリーゴールド、アニスの実、コロハ
【栄養バランス】粗タンパク質 37.00%、脂質 20.00%、オメガ6脂肪酸 2.99%、オメガ3脂肪酸 0.82%(一部抜粋)
タンパク質と脂質量ともに豊富で使われている肉の質も良く、皮膚や被毛の状態を維持するビタミンAが含まれているため高評価となっています。
平飼いで良質な環境で育っているチキンの生肉を使っており、消化に悪い小麦といった穀物が不使用のグレインフリーキャットフードです。
国産だとあまりグレインフリーのフードはないため、貴重です。
猫の毛並みに気を付けたい人には最適な条件が揃ったキャットフードといえます。
モグニャンキャットフード
白身魚使用&不飽和脂肪酸豊富
【原材料】白身魚63%、サツマイモ、エンドウマメ、ビタミン類(ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE)(一部抜粋)
【栄養バランス】粗タンパク質 30%、脂質 16%、オメガ6脂肪酸 1%、オメガ3脂肪酸 2.1%(一部抜粋)
カナガンよりもタンパク質量は少ないですが、タンパク質制限をしたい高齢の猫には向いています。
グレインフリーかつ不飽和脂肪酸が豊富なのが特徴です。
アカナ パシフィカキャット
アカナパシフィカキャットパッケージ
良質な魚肉で作られた不飽和脂肪酸豊富なキャットフード
【原材料】新鮮丸ごと太平洋ニシン、新鮮丸ごと太平洋イワシ、丸ごとグリーンピース、フリーズドライタラレバー、新鮮カボチャ、ローズヒップ(一部抜粋)
【栄養バランス】タンパク質 37.0%以上、脂肪 20.0%以上、オメガ6脂肪酸 2.0%以上、オメガ3脂肪酸 2.2%以上(一部抜粋)
グレインフリーとの表記はなく、ビタミンAの表記もありません。しかし肉類の配合量が75%もの高水準なので、良質なタンパク質が期待できます。
ビタミンAが多く含まれるといわれているレバーを含み、不飽和脂肪酸が合わせて4.2%なのも高評価です。

ウェット編

カナガンキャットフード チキン&サーモン
グレインフリーで無添加のウェットフード
【原材料】チキン(58%)、チキン煮汁 (32%)、サーモン(5%)、タピオカ、サンフラワーオイル、ビタミン類、ミネラル類
【栄養バランス】粗タンパク質 19.00%、脂質 1.20%、水分 77.00%(一部抜粋)
グレインフリーキャットフードで有名なカナガンですが、ウェットフードでもグレインフリーを実現しています。
通常ウェットフードに使われることの多い増粘多糖類も含まれておらず、無添加なので安心して使えるのも特徴です。
タピオカの原材料はキャッサバでイモ類なので、猫の消化に悪い穀物ではありません。
水分量は77%と豊富に含まれています。
アーテミス オソピュアグレインフリー ツナ&チキン缶
グレインフリーで味の種類が豊富
【原材料】ツナ、ツナブイヨン、チキン、ぶどう糖、グリシン、タピオカ、ビタミンA、ビオチン(一部抜粋)
【栄養バランス】粗タンパク質 12.0%以上、粗脂肪 1.5%以上、水分 85%以下(一部抜粋)
グレインフリーで猫の消化に良く、ビタミンAとビオチンも含まれています。
水分は85%以下なので、カナガンよりも多く水分が摂れると予想できます。
他にもオソピュアシリーズには5種類の味があって選べます。
ジウィピーク キャット缶 ラム
肉類を92%使用したグレインフリーウェットフード
【原料】生肉・内臓・魚介類(ラム生肉、ラム肉汁など)、ミネラル類(亜鉛アミノ酸複合体)
【栄養バランス】タンパク質 9.5%以上、脂質 6.0%以上、水分78%以上
内容量の92%にミールが使われているのが特徴です。
肉類の中でも種類が珍しいラム肉が使われているため、他の肉類をあげたいと考えている人に向いています。
タンパク質量は上位2位より少ないですが、脂質が多く、炭水化物も使われていない生の肉に近い状態のウェットフードです。

毛並み以外にもキャットフードでこんな嬉しい効果が得られる

花を差し出す手

タンパク質や不飽和脂肪酸が豊富で、消化が良い食べ物を猫にあげることで、毛並みが良くなります。
しかもその他にも、飼育や健康の面で様々なメリットがあるのです。
毛並みを良くするキャットフードを与えたときに得られるメリットを紹介します。

安全な食べ物をあげられる

毛並みを良くするためにキャットフードの内容を色々調べることで、キャットフードの安全性を知ることになります。

今まで意識していなかった人はこれからキャットフードをあげるときの参考になるでしょう。

乾燥を防げる

オメガ6脂肪酸は皮膚を乾燥することを防いでくれます。
冬になると皮膚が乾燥しがちですが、皮膚が乾燥してしまうと毛並みが悪くなるのと同時に、フケが出てしまいます。
フケが出ると見た目に悪いだけでなく、放置していると皮膚の炎症にも繋がってしまうのです。

乾燥していると水分がどんどん奪われてしまい、脱水しやすくなってしまうのです。
キャットフードでこの乾燥が抑えられれば、脱水やフケを防げますね。

皮膚の炎症を抑えられる

オメガ3脂肪酸が皮膚の炎症作用を抑えてくれます。
乾燥や他にもアレルギーでも皮膚の炎症が起こることがありますが、オメガ3脂肪酸はこのアレルギーにも良い作用をもたらしてくれます。

引用元:犬・猫とオメガ3脂肪酸サプリメント

元気になる

オメガ3脂肪酸は抗酸化作用、オメガ6脂肪酸は消炎鎮痛作用があり、豊富なタンパク質は毛の構成要素になります。
この栄養素が含まれているということは、猫の元気にも役立ってくれるということなのです。

特にタンパク質は骨や肉も作る元であるため、タンパク質豊富なキャットフードを与えてあげれば猫の元気を守れます。

ウンチが臭くなくなる

猫は消化しにくいものを食べるとウンチが臭くなってしまいます。
特に穀類はその一つなので、グレインフリーのキャットフードを毛並み対策に与えれば自然とウンチの臭い対策になるのです。

毛並みを良くする方法は他にもある

ヘアーブラシ

「毛がパサパサ」「毛が割れている」に関してはキャットフードで改善できますが、それ以外にも解決法があります。
また、「毛が絡まっている」問題も解決法を探ればもっと良い毛並みが手に入るでしょう。

グルーミングに使えるアイテム

猫は自分の舌で体を舐めグルーミングすることで毛並みを整えます。
しかしあまりにもその毛の量が多いと胃に負担がかかってしまいます。
それを防ぐために飼い主が積極的にブラッシングやシャンプーをして事前に毛を取り除いてあげましょう。

ブラッシングのためのブラシには種類があります。
ブラシの部分が柔らかいゴムでできているものや、獣毛ブラシという毛並みをツヤツヤにするものがあります。
猫ちゃんの性格やブラッシングの目的によって使い分けましょう。

シャンプーは猫専用のものを使用しなければなりません。
人間用のシャンプーやボディソープで洗ってしまうと皮脂が落ちすぎ、毛がパサパサしてしまうからです。
医師の指示がない限りは、シャンプーの回数は月1~2回程度で十分です。

お腹の調子を整えるサプリ

猫の毛はタンパク質でできているので、お腹の調子を良くするサプリを与えることでも毛並みが改善することがあります。
お腹の調子に良いサプリには

  • 乳酸菌サプリ
  • 酵素サプリ

などがあります。
与えるときには獣医師に相談するのも良いでしょう。

お腹の調子に良い乳酸菌サプリや酵素サプリについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。↓

猫の体調をキャットフードで整え美しい毛並みを手に入れよう

猫を撫でる手

毛は猫の健康を現すバロメーターでもあります。
猫の魅力である毛並みを整えるためには、キャットフードで十分な栄養を摂り入れることは必要不可欠なのです。

特にタンパク質は毛にとって大事です。
良い毛並みを手に入れるためには、キャットフードは栄養豊富で消化の良いものを選ぶべきです。

  • タンパク質が豊富
  • グレインフリー

最低でもこの条件が満たされるようなキャットフードを探してあげてください。

毛並みのためにキャットフードを見直すことで、結果的に猫ちゃんの健康的な生活を作っていけるでしょう。

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