猫エイズや猫白血病…

そんな怖い病気に立ち向かうためには免疫力を強くすることが必要です。

対策としてはワクチンが一般的でしょう。

しかし、定期的に打つワクチンだけでなく、普段から免疫力アップの対策をすることで、さらに猫ちゃんを健康にすることができるのです。

毎日できる対策といえばキャットフードやサプリなどがありますが、病院にかかる前にフードで対策することで医療費も減らすことができますよ。

猫エイズや猫白血病…怖い病気に立ち向かうための免疫

注射器と薬

動物の体は免疫システムによって細菌やウイルスから守られています。

外部から口や鼻、あるいは傷を通して体内に侵入する細菌やウイルスから攻撃を受けても、免疫細胞がそれを体外に排除したり、破壊された細胞を治したりすることができるシステムをいわゆる免疫力といいます。

体外から侵入するウイルスだけでなく、体内に増殖するガンも免疫細胞が強ければ問題なく治癒できます。

猫にも同じく免疫システムがあるのです。

猫エイズや猫白血病は他人事ではない

外歩きをする猫は、感染症である猫エイズにかかる確率が室内飼育の場合の20倍ともいわれています。

白血病も同じく、外で過ごす時間が多い猫はかかる危険性が大きいです。

日本では室内と外を自由に行き来する猫の数が多いため、いつどこでかかってもおかしくありません。

猫白血病は発症すると免疫不全を引き起こし、発病後3~4年で死亡に至ります。

猫免疫不全ウイルス感染症(FIV、猫エイズ)は発病すると様々な病気を引き起こし、病気に対する抵抗力が減退します。

外を自由に歩く猫は動物らしく魅力的ですが、病気にかかって苦しまないように、ワクチン摂取は欠かさないようにしなければなりません。

免疫力を上げて病気の悪化を防ぐ

もし猫エイズや猫白血病にかかってしまったとしても、免疫力が十分にあれば合併症による症状の悪化を防ぐことができます。

免疫力がないと、重大な病気でなくても猫風邪などの病気になりやすくなってしまいます。
そうなれば健康的な生活ができているとはいえませんよね。

免疫力を上げるためにはなにも難しいことをするのではなく、普段食べるキャットフードを変えるだけで良いのです。

毎日の食事は体を作ります。
その食事によって免疫が作られるといっても過言ではありません。

キャットフードで猫の免疫力アップをする理由

母乳を飲む猫

キャットフードで免疫力アップを目指すのは、毎日食べるキャットフードは体を作るから、という理由だけではありません。

キャットフードを安全で栄養の摂れるものにしなければ、今ある免疫力も維持することができないのです。

猫の免疫力が下がる理由

猫の免疫力が下がってしまう理由としては以下のことが挙げられます。

  • 栄養不足
  • 腸内環境の悪化
  • 体内に過剰に活性酸素が発生する
  • 水分不足

カロリーや給餌量が十分であっても、栄養不足になることはあります。

猫は肉食で、たんぱく質を多く必要とする体のつくりになっています。
しかも、食事で摂取するたんぱく質の3分の1は被毛を作るために使われるのです。
そのため人間にとってたんぱく質量が十分であると感じられても、猫にとっては不足しているということはよくあります。

腸内環境が悪化するとどうなるかというと、免疫細胞の動きが弱くなります。
腸内は免疫細胞の約70%が住む場所なので、環境が悪化すると善玉菌が死滅しますが、善玉菌は免疫細胞をサポートする働きをする細胞です。
結果、腸内環境の悪化によって免疫力が弱くなってしまうのです。
猫が便秘や下痢になるようなキャットフードは要注意といえるでしょう。

活性酸素とは体内に侵入した外敵を退治するはたらきをもっていますが、増えすぎると正常な細胞まで攻撃してしまいます。
活性酸素が増えるのは紫外線激しい運動もありますが、ストレスが原因にもなります。
キャットフードに発がん性の指摘されているような添加物や、体に影響を及ぼす危険な物質、細菌が含まれていると、体内にストレスが加えられてしまうのです。

水分は排泄や老廃物の排出を促し、臓器を活性化します。
しかし猫はもともと水を積極的に飲まない動物なので、不足してしまうことが多いのです。
時折ウェットフードを与えたり、猫に水分摂取を促すために少量の塩分が入ったりしているキャットフードが免疫力を上げるためには必要です。

猫の免疫力をアップさせる原材料

上に挙げたような、免疫力を下げてしまうようなキャットフードを避け、腸内環境を活性化し、ストレスを与えないキャットフードをあげることで、猫の免疫力はアップします。

キャットフードを選ぶときには以下のことに気をつけたいものです。

発がん性を指摘された人工添加物が入っているものは避ける

猫にとって何が危険な添加物なのかは、まだまだ研究が進んでいない点もあります。

しかし、すでに危険性が指摘されている物質もあるので、この情報を元に安全なキャットフードを選ぶと良いです。

日本で販売されているキャットフードはペットフード安全法によって規定された基準を守っているので、添加物が入っていてもすぐに危険な状態となるわけではありません。
しかし、やはり添加物が入っていないものの方が安全性は高いといえます。

発がん性の指摘されているものといえば、BHABHT没食子酸プロピルといった酸化防止剤。
酸化防止剤が使われていないとすぐにフードが酸化してしまうので危険ですが、上記の酸化防止剤が使われていないキャットフードの方が免疫のためには良いです。

他にはタール色素赤色2号といった着色料などが危険です。

添加物が入っていない安全なキャットフードに関しては以下の記事に詳しくまとめています。↓

アレルゲンとなりやすい食材を避ける

既に食物アレルギーを発症しているなら、その食物を突き止め、特定の原材料が配合されていないキャットフードを選びましょう。
それがストレスを避け免疫力を下げないようにする方法です。

玉ねぎなどのネギ類は危険な症状を引き起こすので、避けた方が良いです。
にんにくは多少であれば体に良いといわれていますが、様子を見ながらあげましょう。
他の初めて食べる食材も同じです。

食物アレルギーを発症させると報告数が多いのが、穀物です。
特に小麦やトウモロコシは危険性が高いため、グレインフリーのキャットフードをあげることがアレルギー発症のリスクを避けるためには大事です。

小麦の穂

にんじんやブロッコリー、サツマイモがこれらの穀物の代わりに使われているなら、ビタミンやミネラルを多く含むので免疫力が上がります。

病気にかかったときは猫は特にビタミンCを必要としますし、ビタミンEは抗炎症作用があり体のメンテナンスに繋がるでしょう。
ミネラルはストレスを軽減するために有効です。

新鮮な肉を使ったキャットフードを選ぶ

たんぱく質は細胞を作り出すためにも重要な栄養素で、免疫力を上げるためにも大切です。
肉はたんぱく質を多く含む食材なので、キャットフードの中でも多く配合されているのが望ましいでしょう。

じつは猫のアレルギー発症しやすい食材といえば牛肉やチキンなどです。

触れる機会の多い食材ほどアレルゲンとなります。

肉は貴重な栄養源となるため、摂取は避けられないですが、なるべく安全なものを選びましょう。

一種類の肉しか使われていないシンプルなものであれば、アレルゲンを特定しやすいです。

また、添加物が入っていたり、4Dミールが使われていたりする可能性の高い「ミール」や「副産物」は避けたいです。
免疫力を下げる危険性のある物質が入っているものでも、ミールのようにごちゃまぜにされて混ぜこぜになってしまっては、危険を察知しにくいからです。

 

安全なキャットフードは免疫をあげるためだけでなく、普段の生活のためにも大切なので、以下の記事で選び方をチェックしてみてください。↓

猫の免疫力を上げるおすすめのキャットフード

猫の免疫力をアップさせる原材料で作られたキャットフードを、今日本で販売されているものの中からランキングにしてみました。

添加物不使用、肉の安全性、グレインフリー、ビタミンやミネラルの配合、といった条件を満たすキャットフードがランクインしています。

カナガンキャットフード
グレインフリーで海藻を含む万能キャットフード!
人工・合成添加物 不使用
肉の安全性 乾燥チキン35.5%、骨抜きチキン生肉25%
平飼いチキン使用
グレインフリー (炭水化物はサツマイモ、ジャガイモを使用)
ビタミン、ミネラルの配合
ビタミン:A、D、E配合
ミネラル:硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅Ⅱ五水和物、亜セレン酸ナトリウム、海藻
イギリス生まれのグレインフリーキャットフード。
たんぱく質の配合量は37%を誇ります。
平飼いチキンはストレスのない環境で育てられた品質の良い肉です。
海藻は栄養価が高く、ミネラルを多く含むため、免疫力の向上に役立ちます。
モグニャン
白身魚中心に作られた安全なキャットフード
人工・合成添加物 不使用
肉の安全性 白身魚63%
ヒューマングレードの安全な食材使用
グレインフリー (炭水化物はサツマイモ、エンドウ豆、ひよこ豆、レンズ豆使用)
ビタミン、ミネラルの配合
ビタミン:A、D、E配合
ミネラル:硫酸亜鉛一水和物、硫酸第一鉄和物、硫酸マンガン一水和物、硫酸銅Ⅱ五水和物、亜セレン酸ナトリウム
たんぱく質は30%ですが、これは成長期の子猫にも与えられるレベルです。
グレインフリーで、ビタミンやミネラルが豊富なカボチャやリンゴなどの野菜や果物も豊富に使用されています。
もちろんすべてヒューマングレードの、人間が食べられる食材で作られていて安全です。
ファインペッツキャットフード
安全・安心で全ての猫に合う
人工・合成添加物 不使用
肉の安全性 アヒル肉、ニシン使用
ヒューマングレード、副産物不使用
グレインフリー 〇(穀物は全粒米、炭水化物はポテト使用)
ビタミン、ミネラルの配合
ビタミン:E、C、ナイアシン、イノシトール、A、チアミン、Dパントテン酸カルシウム、ピリドキシン、リボフラビン、K、ベータカロチン、D3、葉酸、ビオチン、B12
ミネラル:亜鉛、鉄、銅、マンガン、ヨウ素酸カルシウム
ビタミンやミネラルが豊富に含まれており、ヒューマングレードの食材で作られています。
小麦が含むグルテンは含まれていませんが、米が含まれているので完全にグレインフリーというわけではありません。
公式サイトにはビタミンとミネラルの詳細が記載されているのも好印象です。
アカナキャットフード
猫の腸にストレスをかけない食事を与えられる
人工・合成添加物 不使用
(ビタミンEとローズマリーで酸化防止)
肉の安全性 総量の75%を肉が占める
新鮮な肉とミールの混合
グレインフリー (炭水化物はグリンピース、赤レンズ豆、ヒヨコ豆、緑レンズ豆、ピント豆、イエローピース使用)
ビタミン、ミネラルの配合
ビタミン:A、D3、E、B1、B2、B3、B5、B6、K、B12、葉酸、コリン
ミネラル:ナトリウム、塩化物、カリウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレニウム
多種類の肉が使われているので、様子をみて与える必要がありますが、肉の配合量からするとコスパが良いといえます。
工場や生産元の安全性は確保されているとはいえ、ミールが入っているのは不安材料です。
こちらもビタミンやミネラルの配合量が詳しく公式サイトに記載されています。
ナトリウムなどの塩分が含まれているため、水を飲むことを促します。

猫の免疫力アップに役立つサプリ

黄色い錠剤のサプリメント

猫はグルメで環境の変化を嫌います。
そのため、キャットフードを根本的に変えるのは避けたい、という人は免疫力を高めるサプリを活用しましょう。

サプリは特定の症状が気になるときに使用できるのも良い点です。

活性酸素を無害化するサプリ

体内に活性酸素が増えてしまっても、サプリで減らすことができます。

抗酸化物質といえばビタミンE、ビタミンCが代表的です。

フラボノイドはビタミンEやCよりもはるかに抗酸化作用が高い成分の一つで、「パンフェノン」というサプリがフラボノイド配合のサプリとなっています。

パンフェノンのボトル

引用元:パンフェノン・イペット公式通販

腸内環境を整えるサプリ

免疫細胞を多く抱える腸ですから、その働きを整えるためのサプリがあれば嬉しいですよね。

善玉菌を増やすためには食物繊維や乳酸菌が含まれているサプリが望ましいです。

そのどちらも入っているのが「ねこファイン」です。

ねこファインパッケージ

引用元:【今だけお得】獣医&フード専門家からのお墨付き!腸スッキリ猫用サプリ

ねこファインについては下の記事に効果などを詳しくまとめています↓

水分補給に良いサプリ

水分をあまり飲まないけれど、老猫だから塩分も与えたくない、そんな猫にはミルクやウェットフードがオススメです。

乳酸菌が多く含まれていると、免疫力もより向上しやすくなります。

「バリアサプリ」には子猫用と老猫用があるため、子猫の免疫力向上、老猫の免疫力維持に役立つでしょう。

バリアサプリの効能

引用元:バリアサプリ®とは – BACK TO BASICS®

免疫を強化するサプリ

免疫を強化するためには、ビタミンやミネラルをバランス良く摂取する必要があります。

ビタミンやミネラルの中でも、免疫を強化する働きがあるのがセレン亜鉛です。

レンチンコップの「動物用補完食」は、セレンや銅、亜鉛を含み、犬猫の免疫向上に役立つサプリです。

動物用補完食_コンパニオンアニマルレンチンコップ

引用元:【動物用】伴侶動物たちも一緒、抵抗力を養う LENTIN COP(レンチンコップ)

老猫は特に免疫力を強化させよう

人間の免疫力は年齢とともに下がっていくといわれています。

猫もそれは同じで、免疫力がまだついていない子猫のときと老猫期に入ってきたあたりの猫は特に気をつけてあげましょう。

老猫が病気にかかりやすくなれば、すぐに命の危険に関わってしまいます。

免疫力の移り変わり

引用元:ストレスや加齢で低下 免疫力高めるには…|ヘルスUP|NIKKEI STYLE

毛艶が悪くなっているなら、栄養の吸収が上手くできていないか、ストレスを受けて免疫力が低下している可能性があります。

しかし、猫は加齢とともに食欲も低下します。
ご飯を食べなければ栄養もとれないので、シニア用のキャットフードに変えるか、全年齢のキャットフードで対策したいですね。

老猫用のキャットフードに関する情報は、以下の記事に詳しいです。↓

猫の免疫をアップさせれば長生きする

木に登る猫

家族の一員ですから、猫といつまでも長く過ごしたいですよね。

もし免疫を低下させる、怖い病気にかかってしまったとしても、免疫をアップさせる方法を知っていれば大丈夫です。

キャットフードやサプリでたんぱく質を多く摂取し、ビタミンやミネラルをバランス良くとれば、免疫力を強くできます。

免疫力を強くさせれば、問題なく長い間健康を保つことができるでしょう。

いろんなキャットフードやサプリがありますが、猫にとってストレスになる原因は様々です。

与えるときは様子をみながら試していきましょう。

 

おすすめの記事