キャットフードってたくさん種類があって
何を選んだらいいのか迷っちゃうこと、ありますよね…(´-ω-`)
何を選んだらいいのか分からない場合
「カラフルで可愛いお魚の形をしたキャットフードなら、うちの猫ちゃんもよろこんでくれそ~♪」
と見た目で選んでしまったり…。
でもちょっと待ってください!その選び方、危険です!!
見た目やパッケージで選んでしまうと
猫ちゃんに不必要な成分が多く含まれている可能性があります!
猫ちゃんに必要な栄養素や成分を知らないままでは、
キャットフードを選ぶことも難しいですよね…。
この記事では、猫ちゃんのフードを選ぶときに必要な情報や
おすすめのキャットフードについて、まとめています。
おすすめのキャットフードは、ランキングにして紹介しています(*^-^*)!
さらに豆知識も付いてきます!そちらも是非、参考にして下さい♪
Contents
1. キャットフードを選ぶ時に知っておきたい事
キャットフードを選ぶ際に重要なのは、配合されている原材料や成分です。
猫ちゃんは完全な肉食動物であることをご存じですか?
肉食動物はタンパク質を主なエネルギー源としています。
猫ちゃんにとってたんぱく質は
骨や筋肉・血液・皮膚などの組織を作る大切な栄養素として、
人間の3倍以上の量が必要とされているんです。
たんぱく質はアミノ酸からできています。
猫ちゃんは、アミノ酸を体内で作り出すことができない為
食事から摂取する必要があります。
特に、アミノ酸の一種である「タウリン」が不足すると、
失明や心筋症などを引き起こすリスクが高まる恐れがあるんです(>_<)
~猫ちゃんに必要な栄養素~
猫ちゃんに必要な栄養素は大きく分けて5つです。
- タンパク質
- 脂肪
- 炭水化物
- ビタミン
- ミネラル
この中で、注意が必要な栄養素が「炭水化物」と「ミネラル」です。
猫ちゃんは、炭水化物に対する消化機能が弱いです。
炭水化物を大量に摂取し、小さい体に負担をかけ続けると
体調を崩してしまいます。
そもそも、肉食動物なので
炭水化物はあまり必要ないと言われています。
全体の1割程度、摂取できれば十分なようです。
そしてミネラルも摂り過ぎに注意が必要。
ミネラルとビタミンはバランスよく摂ることで、エネルギーになります。
ミネラルだけを取り過ぎてしまうと尿路結石を招く恐れがあります。
キャットフードを選ぶ際には、栄養バランスを考慮することが重要です。
~多種多用なキャットフード~
猫ちゃんの種類や個性は様々ですよね。
キャットフードは、色々なニーズにあわせて
たくさんの種類があります。
例えば、
- ヒューマングレード*1
- 国産
- グレインフリー*2
- オーガニック
- 無添加 …など。
猫ちゃんの消化器官にかかる負担を抑えることができます。
飼い主さんのこだわりやニーズに合わせたキャットフードが沢山あります。
その他には、
- アレルギー対応用
- 毛玉、毛並みケア用
- 子猫(キトン)・成猫・老猫(シニア)用
- ダイエット用
- 避妊、去勢手術後用
- 療養食用 …など。
たくさんの種類のキャットフードが
様々なメーカーから販売されています。
~猫種で選ぶキャットフード~

「ネコ」といっても種類は100種以上といわれています。
それぞれ猫種によって特徴や体質が違います。
特徴の違う2種を例にあげて
キャットフードを選ぶ時のポイントを見て行きたいと思います。
耳がペコッと折れている、たれ耳が特徴のスコティッシュフォールド。
このたれ耳は「軟骨異形成」という遺伝によるもので、
通常の猫ちゃんよりも耳の病気になりやすいと言われています。
スコティッシュフォールドのキャットフードを選ぶときのポイントは3つ。
- 無添加
- グレインフリー
- ビートパルプ*3不使用
甘味成分を搾り取った後に残る繊維質のことです。
アレルギーを抑え、耳の病気の予防に繋がります。
続いては、短足が特徴のマンチカン。
甘え上手で、おやつをおねだりして肥満になってしまうことも…。
マンチカンのキャットフードを選ぶときのポイントは
- 高脂質
- 高タンパク質
- 消化・吸収の良いもの
高タンパク質なフードは筋肉を増やす働きがあるのでヘルニアの予防になります。
これは「軟骨形成不完全症」といって、軟骨の発達が不完全なために起こります。
特に鼻ぺちゃな子の場合は、皮膚の病気や目の病気になりやすいと言われています。
なるべく消化・吸収にいいキャットフードを選び、
体に負担をかけないようにしてあげましょう。
~危険なキャットフードとは~
スーパーなどのペット用品コーナーに行くと
すごく安いキャットフードが売ってたりしますよね。
では、「なぜ安いのか」考えたことはありますか?
考えられる要因は、原材料や原産国の違いなどです。
安いキャットフードの特徴には
- 原材料がハッキリしない
- 肉副産物が使われている
- 穀物やビートパルプが多く使われている
- 添加物が多く含まれている
などがあります。
また、ペットフードに関する安全基準のない国で作られている場合にも注意が必要です。
過去に中国産のペットフードを食べた犬や猫が、
大量に死んでしまう事件が起きました。
安全基準のない国で生産されたキャットフードを猫ちゃんに与えてしまうと
思わぬ形で、猫ちゃんとお別れしてしまうことに…。
中国産だけが危険、という話ではありません。
実は、国産のキャットフードを購入する際も注意が必要なんです。
日本のペットフードに対する規制はあいまいで、
肉副産物や危険な添加物が混入していても法律上問題はないとされているんです。
~安全なキャットフードとは~
では、安全なキャットフードとはどういったものでしょうか。
安全なキャットフードの特徴は
- 原材料が明確
- 原材料がヒューマングレードである
- お肉(タンパク質)がメインの配合になっている
- 穀物は少ないか、含まれていない
- 炭水化物や食物繊維は消化に優しいものを使っている
- 添加物などが含まれていない
などなど。
原産国は、ドイツなどのペット先進国と呼ばれる国がおすすめです。
ペット先進国では、ペットフードの規定がしっかり決まっています。
法律も設けられていて安全度が高く、安心して猫ちゃんに与えることができます。
ペット先進国のキャットフード以外にも
猫ちゃんのことを真剣に考えているペットフード会社であれば
公式サイトにフードに関する情報が細かに記載されていると思います。
もし、現時点でお気に入りのキャットフードがあれば、
原材料や原産国、成分などを見直し、
猫ちゃんの身体に負担のかかるフードを与えていないか見直してみましょう。
2. キャットフードのタイプ

スーパーやペットショップに行くと
様々なタイプのキャットフードを見かけますよね。
ミルクや離乳食、おやつやサプリなんかもあります。
キャットフードのタイプは大きく分けて3つあります。
- ドライタイプ …水分量が10%以下。いわゆるカリカリのこと
- ソフトタイプ …セミモイストとも言われる。ドライとウェットの間
- ウェットタイプ…水分量がドライタイプよりも多く、柔らかい
この3つのうち、主食として猫ちゃんに与えるなら、
ドライタイプのキャットフードがおすすめです。
ドライタイプをおすすめする理由は
- 乾燥しているので、保存が簡単。
- 長期保存に向いている。
- 一粒一粒にバランス良く栄養素が含まれている。
- アゴを鍛えられる。
- 歯磨き効果がある。
などがあげられます。
飼い主さんとしても、管理のしやすさやコスパを考えると
猫ちゃんが健康的で特に問題のない子であるなら
ドライタイプのキャットフードがおすすめです。
ドライタイプのフードを食べ慣れていない子猫や
噛む力の弱くなった老猫、
お口のトラブルでドライタイプをうまく食べられない猫ちゃんには
ソフトタイプやウェットタイプがおすすめです。
また、泌尿器系や腎臓に持病のある猫ちゃんには
ウェットタイプを利用しながら水分摂取量を増やしてあげるようにしましょう。
3. おすすめのキャットフードランキング!
以上のことをふまえた上で、
ドライフードのおすすめランキングをご紹介します。

・ヒューマングレード
・無添加
・子猫から老猫まで対応
・チキン60%以上配合
内容量:1袋1.5kg
通常価格:3,960円
尿路結石の予防や、ダイエットにも向いています。

・ヒューマングレード
・無添加
・子猫から老猫まで対応
・白身魚60%以上配合
内容量:1袋1.5kg
通常価格:3,960円
消化・吸収率が良く、猫ちゃんの身体に優しい仕上がりです。

・ヒューマングレード
・無添加
・子猫から老猫まで対応
・低カロリー
・関節、毛玉ケア
・サーモン70%以上配合
内容量:1袋1.5kg
通常価格:3,960円
脂質が体質に合わない猫ちゃんにもおすすめ!

・ヒューマングレード
・無添加
・子猫から老猫まで対応
・動物性タンパク質80%以上配合
内容量:1袋1.5kg
通常価格:4,280円
少々割高なので4位に…。

・ヒューマングレード
・無添加
・子猫から老猫まで対応
・国産
・グルテンフリー(小麦)
内容量:1袋1.5kg
通常価格:6,980円
4. 市販のキャットフードならこれ!
通販に抵抗のある方や、もっと低コストに抑えたい
という飼い主さんのために市販で販売されているキャットフードもご紹介します。
まず、市販のキャットフードを購入するメリットは
- 低コストで済む
- どこでも購入できる
などがあげられます。
そして、デメリットは
- 穀物がメインの配合になっている
- 人口添加物が多く含まれている
- 低品質なお肉、お魚が含まれている
などがあげられます。
市販で購入すると
どうしても品質面で妥協しないといけない部分が出てきてしまいます。
穀物や添加物は猫ちゃんにとって必要のないもの。
肉副産物が使われているなど、不安な要素もちらほら残ってしまいます。
それをふまえた上で市販のキャットフードを紹介するのであれば、この2つです。

・様々な用途にあった種類が販売されている
・ターキーが含まれている
・無添加
・穀物が含まれている
・家禽ミールが含まれている
(家禽ミール…鶏の肉副産物。)
内容量:1袋2.2kg
価格:1,575円(Amazon参考)

・様々な用途にあった種類が販売されている
・チキン・ターキーが含まれている
・無添加
・穀物が含まれている
・食物繊維が多く含まれている
内容量:1袋1.8kg
価格:1,454円(Amazon参考)
市販のキャットフードを購入する際は、原材料・原産国に注意して
できるだけ猫ちゃんに負担のかからないキャットフードを
選ぶように心がけましょう。
5. キャットフードの与え方豆知識!

キャットフードの用意ができたらあとは猫ちゃんに食べてもらうだけ。
キャットフードを与える際に
ポイントにしてほしいことがいくつかあるので、ご紹介します。
▶キャットフードは同じものを継続して与える
同じキャットフードを継続して与えることで
- 食いつきが悪くならない
- 原材料の質が保証される
- お腹を壊す恐れがない
- 体調を崩した時、原因の見極めがしやすい
などの利点があります。
☆同じキャットフードを食べなくなってしまった場合は?
猫ちゃんがキャットフードの味に飽きて食べなくなった場合は
別のキャットフードとローテーションを組んであげることをおすすめします。
少しずつ新しいキャットフードに慣れさせ、
嘔吐や下痢がなくフードの切り替えに成功したら与える。
というローテーションにしてあげましょう。
ローテーションするフードは2~3種ほどあれば十分だと思います。
食べ慣れていたキャットフードの味からしばらく期間が空くので
また美味しく食べてくれるかもしれません。
食べないこと以外にぐったりしている様子や、元気のない様子があれば
猫ちゃんの身体に異常が起きている可能性があります。
かかりつけの獣医さんに相談しましょう。
▶与える回数
- 生後2~3ヶ月…1日4回
- 4~6ヶ月…1日3回
- 成猫…1日2回
- シニア猫…1日3~4回
1回でたくさんの量を無理に与えようとすると、
猫ちゃんの消化器官に負担がかかってしまいます。
与える回数は猫ちゃんの様子を見ながら調整していきましょう。
▶与える量
猫ちゃんの運動量などによって変わってきますが
成猫の1日あたりに必要な摂取カロリーは「適正体重×80kcal」です。
成長期(生後2ヶ月ほど)の猫ちゃんは成猫の約3倍のカロリーが必要とされるので
「適正体重×240kcal」が必要な摂取カロリーになります。
猫ちゃんの体重が適正体重の15%を超えている場合、肥満と言っていいでしょう。
※適正体重は、猫ちゃん個々で違いがあります。
かかりつけの獣医さんに確認することをおすすめします。
猫ちゃんは1歳ごろでほぼ成長が止まると言われています。
1歳の体重を目安に維持していくといいでしょう。
▶こんな猫ちゃんの場合はどうしたらいい?
☆肥満や過食が気になる!
肥満や過食が気になる猫ちゃんには
高タンパク質・高脂質なキャットフードを選んであげましょう。
肉食動物の猫ちゃんは、高タンパク・高脂質な食事を摂ることで、
消化・吸収の効率が良くなり、早く満腹になります。
また、タンパク質や脂質はエネルギーに変換されます。
高タンパク質・高脂質なキャットフードを選ぶことで、
肥満や過食の防止になり、猫ちゃんのダイエットに繋がります。

☆避妊・去勢手術をした猫ちゃんは?
避妊・去勢の手術後は代謝が落ちたり
ホルモンバランスが変わることで、太りやすくなります。
高タンパク質・高脂質なキャットフードを選んであげましょう。
避妊・去勢手術後専用のキャットフードなども販売されています。
専用のキャットフードを与える場合は
パッケージや公式サイトに記載されている量を目安にすると良いでしょう。
いままで与えていたキャットフードを与える場合は、
今まで与えていた量からまずは10%減らして様子を見ましょう。
それでも太るようであれば、キャットフードを見直すか、
かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
避妊・去勢手術後のフードに関する記事はコチラ。

猫ちゃんは、避妊・去勢手術の直後は体力も落ち、ストレスも感じています。
健康面を考えて専用のフードなどに切り替えを考えている場合は
手術から1ヶ月ほど待ってみましょう。
術後すぐにキャットフードを切り替えるのはかえって危険。
まずは猫ちゃんの体力を回復させてあげることが重要です。
6. 猫ちゃんに合ったキャットフードを選ぼう!

いかがだったでしょうか。
キャットフードを選ぶときに気を付けて欲しいことや、
おすすめのキャットフードをご紹介しました。
キャットフードを選ぶ時は、
高タンパク質・高脂質なものを選ぶように心掛けましょう。
また、原材料や原産国のチェックも忘れずに(*‘∀‘)
キャットフードは猫ちゃんに必要不可欠です。
健康でいてもらうためには、
猫ちゃんに合ったキャットフードを選んであげるのがいいですよ(*^-^*)!